冬場は気温の低下、空気の乾燥などにより、インフルエンザや肺炎といった感染症にかかる人が多くなります。
また、ノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎も全体の7割が冬に発生するといわれています。
厚生労働省の「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」では、感染対策の基本として、標準予防措置策が示されています。
この措置策には、作業後の手洗のほか、嘔吐物や排せつ物を取り扱う時に手袋やマスク、エプロンなどを着用することが必要とされていて、ほかにも、ケアに使用した器具などの取り扱いについても示されていますので、ぜひ職員内で情報を共有し、研修等にご使用いただくと
よいと思います。
嘔吐物等の処理以外でも、特に人が多く通る廊下の手すりや、よく使用するトイレ等は毎日清掃を行い、菌やウイルスをそのままにしておかないようにしましょう。
手洗は、普段は流水と液体せっけんで行いますが、感染症が疑われる利用者のケア等を行った時などは、消毒薬などを使用して手指の消毒を行います。
このように、日ごろから感染症予防に取り組み、被害を拡大させないようにしましょう。
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