■事業を立ち上げる際に事業計画書を書くことの重要性
事業を立ち上げる際に事業計画書を書く理由としては、 事業者指定や融資などを申請するための書類として必要であること 経営者として今後の事業の見通しを考えるため が、主な理由です。
事業計画書を効果的に書くためにも、それぞれがどのような目的で必要であるか説明いたします。
1.事業者指定や融資などの書類として必要
事業を立ち上げる際には、事業計画書を提出する場面が少なくとも2回あります。
1回目は、都道府県や市区町村から事業所の指定を受ける際です。
指定を受ける際の書類に、事業計画書を添付するようになっています。
2回目は、法人として融資を受ける際です。
銀行や金融公庫等問わず、融資を受ける際には必ず事業計画書を提出しなければなりません。
いずれの場面でも、担当者は事業計画書の内容をもとに面談を行い、指定や融資を行うことが出来るかの判断に使用されます。
そのため、 相手の求めている内容を、相手が理解しやすいように作成する必要があります。
事業計画書の内容が、面談の成功のカギを握っている と言っても過言ではないでしょう。
2.経営者として今後の事業の見通しを考えるため
事業を立ち上げることに注目しがちになりますが、立ち上げることが目的ではなく、 その先どのように事業を展開して利益をあげていくのかが重要になります。
理想の事業を提供する場所を作っても、利益をあげなければ倒産してしまいます。
報酬は、サービス提供から2カ月後の入金となるため、資金面での対策も考えなければなりません。
商圏調査、人材確保など、事業の現場では気にしていなかったことも考えなければなりません。
また、利用者数が伸び悩むなどの不測の事態も起こりうることです。
この様なことを加味して、事業の展望や収益の予測を立てることが重要です。
事業計画書を作成することで、今後の事業展開で必要なことがより明確になると思われます。
これらの作成目的を頭に入れたうえで、どのような事業計画書を作成すればよいか考えていきましょう。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。