■訪問介護における実地指導必要書類について
こんにちは。行政書士の浅井です。
今年に入って実地指導が行われることが多くなり、私も同席する機会が多くなりました。
そこで今回は訪問介護における実地指導での必要書類をお伝えします。
実地指導に向けて、常に問題がないか、自己点検票を活用しながら随時準備を行うようにしましょう。
1.事前提出で確認する書類一覧(訪問介護・第1号訪問事業)
・事業所平面図(見取図)
・自己点検票
・パンフレット等の事業概要が分かる書類(提出日時点で最新のもの)
・運営規程(提出日時点で最新のもの)
2.人員に関する書類
・勤務形態一覧表
・勤務記録(出勤簿・タイムカード等、勤務実績が分かるもの)
・雇用契約書又は辞令
・資格証・免許証(写し可)
・従業員の履歴書等、介護等に関する従事経験が分かる書類
・就業規則
・給与規程
・賃金台帳
3.運営に関する書類
・重要事項説明書(各利用者の同意を得ているもの)
・利用者との契約書
・個人情報同意書
・介護保険番号、有効期限等を確認している記録等
・利用料の請求書及び領収書(控)
・訪問介護計画書等(直近のサービス提供分に係る訪問介護計画書、当該計画書に係るアセスメント、当該計画作成前に実施したモニタリング、実績が記載されたサービス提供票、サービス提供記録)の写し一式
(1)訪問介護の利用者に係るもの
【注】計画に位置付けたサービスの区分及び利用頻度が比較的多い利用者(身体介護及び生活援助が混在するサービスが含まれるもの)が確認されることが多いです。
(2)総合事業、要支援 訪問サービスの利用者に係るもの
・サービス担当者会議の記録
・道路運送に定める有償運送の許可証(通院等乗降介助算定事業所)
・職員研修関係記録
・従業者の健康診断の記録
※ 特定事業所加算(訪問介護)及びサービス提供体制強化加算(訪問入浴介護、訪問看護)を算定している場合
・秘密保持に関する就業時の取り決め
・各種マニュアル(緊急時対応、苦情対応、事故に関する記録、市町村、家族、介護支援専門員への事故報告書、ヒヤリハットの記録、事故対応マニュアル)
・苦情に関する記録
・事故(ヒヤリハット)に関する記録
・業務日誌
4.報酬に関する書類(※加算関係書類は算定している場合のみ必要)
・介護給付費明細書、介護予防・日常生活支援総合事業費明細書(控)
・介護給付費請求書、介護予防・日常生活支援総合事業費請求書(控)
・その他、加算の要件に適合していることが分かる各種書類
5.その他
(1)指定申請書、変更届出書(副本)
(2)介護給付費算定に係る体制等に関する届出書(副本)
(3)業務管理体制に係る届出書(副本)
以上、参考になりましたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
浅井順
2021年7月24日|カテゴリー「浅井順」