■精神科訪問看護の加算の制度について
こんにちは。行政書士の浅井です。
本日は、精神科訪問看護における主な加算についてお伝え致します。
【1】精神科訪問看護の「基本療養費」(訪問時の基本単位)
精神科訪問看護基本療養費(30分未満)看護職員等が単独で訪問、短時間支援
同(30分以上1時間未満)標準的な支援時間
同(1時間以上) 長時間の対応が必要なケース
※医療保険での訪問看護は週3回が原則上限ですが、必要性が認められればそれ以上も可能です。
【2】精神科訪問看護に関する主な加算
初回加算 初回訪問時(1回限り)
複数名訪問加算 2名以上で訪問した場合(職種組み合わせに制限あり)
特別管理加算 精神症状の急変リスクが高い等で特別な観察が必要な場合
精神科重症患者支援管理加算 高頻度で支援を要する精神障害者に対し、計画的な支援を行う
24時間対応体制加算 24時間連絡・対応体制を確保している事業所
退院時共同指導加算 精神科病院等との連携による退院支援
多職種連携加算 医師、相談支援専門員等と連携した場合に算定
【3】訪問看護管理療養費(管理料)
訪問看護管理療養費 訪問看護計画書・報告書の作成、管理等に係る費用
特別管理加算(管理料内) 高リスク利用者の継続管理に対する評価
【補足事項】
訪問看護指示書(精神科専用)が必要です。
医療保険適用となる場合、保険者との契約や精神科訪問看護届出が必要です。
【4】その他加算等
情報提供療養費 行政・学校・CM等へ提供時
ターミナルケア療養費 終末期対応時 死亡時看取り支援等
遠隔診断補助加算 遠隔で死亡診断補助 指定研修要・届出要
訪問看護DX加算 ICT導入施設 電子カルテ+共有体制要
24時間対応加算の電話番号については、本部ではなく、直接事業所の職員に連絡が取れることが要件のため、本部の事務局のみでは加算が取れなくなります。また一つの電話で繋がらない場合に、他の方に電話がつながる必要があるので、最低でも2つの電話番号が必要です。
次回はベースアップ評価料についてお伝え致します。
以上、参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も一日皆様にとって素晴らしい日となりますように。
精神科訪問看護の加算の制度について
